全国的には、大手ハウスメーカーで建てられる方が多いらしいですね。積水ハウスさん、ミサワホームさん、住友林業さんほか多数・・・それから、いわゆるフランチャイズもあります。地元工務店がフランチャイズに加盟しているもの。有名どころでは、アイフルホームさんとか。最近はタマホームさんという会社も伸びてきているようで、今年北陸三県同時進出するとの噂が。
私の頭の中では、これらをひっくるめて「大手業者」と考えてます。フランチャイズの場合、実際には中小企業なんだけど、フランチャイズ本部というバックボーンがありますから。技術指導や部材供給それに運転資金面でバックアップしてくれるから。
で、富山の場合、こういう大手よりも、地元の業者の方が強かったりするんです。地元工務店といえど、展示場を幾つも構え、営業マンを多数雇い・・・大手の富山支店よりも大規模化も知れない。いわゆるパワービルダーとでもいうのかな?富山の場合、新築戸建てランキングではこういう会社が上位を占めてます。
ちなみに、あるパワービルダーさんのサイトに掲載されていた2003年度のランキングでは・・・ 1.オスカーホーム 2.石友ホーム 3.とやまアイホーム 4.ニューハウス工業 4.住友林業(帝国データ富山支店調べ)
だそうです。4位タイまで、地元のパワービルダーなんですねー。全国的にも珍しいそうですね。地元会社が上位というのは・・・
で、私の意識の中では、じつはこういうパワービルダーも「大手」の範疇に含めてしまいます。営業スタイルといい、やることは大手ハウスメーカーと変わらないから。というと地元工務店とは、10人程度、あるいはもっと少ない人数でやってる会社で、常設の展示場ももたず、へたすりゃ専任の営業マンもいないような会社。会社の規模としては、大手の下請けでもやってるような会社だけど、自前の技術を持ち自前の設計センスで自前の営業スタイルでやってる会社。
私が建築業者選定にあたり、セレクトした会社はこういう小規模の工務店ばかりでした。唯一、知人の紹介で、某大手ハウスメーカーとも接触を持ちましたけど。例外のようなものですね。
で、なんで大手を避けて地元工務店にいったか。
いちおう、大手のモデルハウスも見てはいるんだよねー。でも、なにせ高い!なんでこんなに高い?あとね、これも大きい理由なんだけど、営業マンの営業マン臭さというか、なんていうか。わたしゃ展示場でのあんけーともテキトーにしか書かないから経験ないけど、その後の営業マンの攻勢は凄まじいものがあるそうですね・・・営業マン、自分の成績挙げるのに必死です。転職関係のサイトを見てみると、年収は20台で800万ももらう例も・・・販売奨励金とか報奨金とかいうニンジンが美味しいのね。それを鼻先にぶら下げられて、それから社内での競争もあるし、ノルマもあるだろうし。必死だよなー。客の迷惑なんて考えないから。毎日のように電話をかけてきて、休日ともなればお宅訪問してきて・・・とにかくわしら客から1円でも多くふんだくってやろうという、そういうひとが多い、らしい。わたしの先輩も、大手の展示場を見てきたばかりに・・・・・・・。わしらと楽しく焼き肉喰ってる最中にも、ガンガン電話掛けてくる。うるせー、とばかりに応対する先輩見てたら気の毒になります。
でさ、そういう営業マンを応対するにも、それなりの気構えが必要。しゃべりのテクニックもね。そりゃあ向こうはセールスのプロなんだから、どうすれば客をノせて夢見心地にさせて契約までもっていくか、そういう技術を駆使しますから、それにシロウトが対抗するのは大変です。例の先輩は、しゃべりも達者だし頭も良いので、営業マンに単純にのせられることはないし、逆にうまく利用してしまうことも出来るだろう。そういうスキルの持ち主なんだけど、顧みてわたしゃ、そういうスキル無し。なんか言われて、その場で言い返せなくて、あとで悔しい思いをすること多数。なので、こういうプロ営業マンを対応するのはなるべく避けたいのよねー。そういう意識も働いて、大手を避けてしまう。
もっとも、中小工務店にもプロ営業マンは、いないわけではないから。そこらへんは・・・
営業手法の他にも、大手のきらいなところは・・・実際、施工に当たるのは下請けの工務店ですから。3000万で契約した場合、自社の利益を差し引いた額で下請けにやらせます。一説によると、大手の利益率は30%から40%とか。仮に40%とすると、下請けには1800万でやらせることに。
だったら、最初から下請けに頼めば、3000万の家を1800万でやってくれるということに。うーむ!
まー実際にはそんなうまくいかないだろうが、下請け孫請けでやらせた場合、心配事も起きてきます。元請けのハウスメーカーがしっかり監督してれば問題ないだろうが、たとえば下請けがテヌキ工事するとか・・・元請けが下請けに出す値段が安すぎる場合、そんな値段ではやってられんわーということで、必要な材料を減らしたり掛けるべき手間を省いたり。よくあるらしいですね。基礎部分など、建ってしまったら見えなくなる部分で多いようです。ん?どっかで聞いた話・・・そうだ、社会問題化している、耐震偽造問題と同じじゃないか!あれは、構造計算させるにあたり、むちゃな安価でやらせたために、必要な部材を省かざるをえなくなり、結果、耐震基準を満たしていない欠陥建築ができちゃった。設計士も、安すぎてむちゃですと断る勇気がなかったのね。似たような話、一戸建ての元請け下請け関係でもフツーにありそうで怖い。
あとね、大手の企画物の場合、 こういう話 もあるそうな。とある建材屋さんのメルマガなんですが、考えさせられました・・・
じゃあ中小工務店がいいのかと。中小で不安なのは、経営がしっかりしてるかどうか、ですよねー。契約して、着工して、中間金やらを払ったあとなのに、倒産しちゃったら・・・・・・建築は途中でストップするわ、払った金は返ってこないわで、大変な目に。大手ならそういう心配はまずない。下請けが潰れても、別の下請けにやらせるだけだし、第一、客にしてみれば契約した相手は大手ハウスメーカーだから、下請けなんて関係ないからね。
あと中小の場合、技術力・設計力にも不安がある。間取りや外観のかっこうよさは、どうしたって優秀な技術者をそろえている大手にかなわない。大手なら和風でも洋風でもなんでもござれかもしれないが、中小では、少ない技術者のスキルが色濃く反映されるでしょう。わたしが契約した業者も、建てる家は間取りも外観も似たようなものばかりでした。まー、似たようなものばかりとはいえ、小規模故、戸数が少ないからまだ目立つし、それにその会社が建てる家を気に入って契約してるから。
そういう観点では、中小は当たりはずれが大きいだろうね。
中小の良い点は、地元密着だから下手なことやったら悪い噂が広まって経営がなりたたなくなる。だからしっかりやる。テヌキを5件やったとすると、年間戸数が多い大手では全体からみればたった5件だけど、年間10件くらいしか仕事しない中小の場合は、半分もテヌキだったら、だれも相手にしなくなる。
だから、中小工務店ばかりセレクトしたんだけどもー。テヌキとか欠陥に関しては、大手だから、中小だからということは、実は当てはまらないと思います。実はね。中小工務店だから大丈夫とか、大手だから問題ありとか、そういう一緒くたにすることは、じつは言えない、と。
要は、大手だろうが中小だろうが、実際にあたってみて、営業マンなり責任者なりと逢って、実際の建築現場や完成した後のお宅を拝見させて貰って、自分の感性で判断するしかない。そう思います。あと、実際にその業者でたてたひとに聞いてみる、とかね。それも築後数年経った家で。
私の頭の中では、これらをひっくるめて「大手業者」と考えてます。フランチャイズの場合、実際には中小企業なんだけど、フランチャイズ本部というバックボーンがありますから。技術指導や部材供給それに運転資金面でバックアップしてくれるから。
で、富山の場合、こういう大手よりも、地元の業者の方が強かったりするんです。地元工務店といえど、展示場を幾つも構え、営業マンを多数雇い・・・大手の富山支店よりも大規模化も知れない。いわゆるパワービルダーとでもいうのかな?富山の場合、新築戸建てランキングではこういう会社が上位を占めてます。
ちなみに、あるパワービルダーさんのサイトに掲載されていた2003年度のランキングでは・・・ 1.オスカーホーム 2.石友ホーム 3.とやまアイホーム 4.ニューハウス工業 4.住友林業(帝国データ富山支店調べ)
だそうです。4位タイまで、地元のパワービルダーなんですねー。全国的にも珍しいそうですね。地元会社が上位というのは・・・
で、私の意識の中では、じつはこういうパワービルダーも「大手」の範疇に含めてしまいます。営業スタイルといい、やることは大手ハウスメーカーと変わらないから。というと地元工務店とは、10人程度、あるいはもっと少ない人数でやってる会社で、常設の展示場ももたず、へたすりゃ専任の営業マンもいないような会社。会社の規模としては、大手の下請けでもやってるような会社だけど、自前の技術を持ち自前の設計センスで自前の営業スタイルでやってる会社。
私が建築業者選定にあたり、セレクトした会社はこういう小規模の工務店ばかりでした。唯一、知人の紹介で、某大手ハウスメーカーとも接触を持ちましたけど。例外のようなものですね。
で、なんで大手を避けて地元工務店にいったか。
いちおう、大手のモデルハウスも見てはいるんだよねー。でも、なにせ高い!なんでこんなに高い?あとね、これも大きい理由なんだけど、営業マンの営業マン臭さというか、なんていうか。わたしゃ展示場でのあんけーともテキトーにしか書かないから経験ないけど、その後の営業マンの攻勢は凄まじいものがあるそうですね・・・営業マン、自分の成績挙げるのに必死です。転職関係のサイトを見てみると、年収は20台で800万ももらう例も・・・販売奨励金とか報奨金とかいうニンジンが美味しいのね。それを鼻先にぶら下げられて、それから社内での競争もあるし、ノルマもあるだろうし。必死だよなー。客の迷惑なんて考えないから。毎日のように電話をかけてきて、休日ともなればお宅訪問してきて・・・とにかくわしら客から1円でも多くふんだくってやろうという、そういうひとが多い、らしい。わたしの先輩も、大手の展示場を見てきたばかりに・・・・・・・。わしらと楽しく焼き肉喰ってる最中にも、ガンガン電話掛けてくる。うるせー、とばかりに応対する先輩見てたら気の毒になります。
でさ、そういう営業マンを応対するにも、それなりの気構えが必要。しゃべりのテクニックもね。そりゃあ向こうはセールスのプロなんだから、どうすれば客をノせて夢見心地にさせて契約までもっていくか、そういう技術を駆使しますから、それにシロウトが対抗するのは大変です。例の先輩は、しゃべりも達者だし頭も良いので、営業マンに単純にのせられることはないし、逆にうまく利用してしまうことも出来るだろう。そういうスキルの持ち主なんだけど、顧みてわたしゃ、そういうスキル無し。なんか言われて、その場で言い返せなくて、あとで悔しい思いをすること多数。なので、こういうプロ営業マンを対応するのはなるべく避けたいのよねー。そういう意識も働いて、大手を避けてしまう。
もっとも、中小工務店にもプロ営業マンは、いないわけではないから。そこらへんは・・・
営業手法の他にも、大手のきらいなところは・・・実際、施工に当たるのは下請けの工務店ですから。3000万で契約した場合、自社の利益を差し引いた額で下請けにやらせます。一説によると、大手の利益率は30%から40%とか。仮に40%とすると、下請けには1800万でやらせることに。
だったら、最初から下請けに頼めば、3000万の家を1800万でやってくれるということに。うーむ!
まー実際にはそんなうまくいかないだろうが、下請け孫請けでやらせた場合、心配事も起きてきます。元請けのハウスメーカーがしっかり監督してれば問題ないだろうが、たとえば下請けがテヌキ工事するとか・・・元請けが下請けに出す値段が安すぎる場合、そんな値段ではやってられんわーということで、必要な材料を減らしたり掛けるべき手間を省いたり。よくあるらしいですね。基礎部分など、建ってしまったら見えなくなる部分で多いようです。ん?どっかで聞いた話・・・そうだ、社会問題化している、耐震偽造問題と同じじゃないか!あれは、構造計算させるにあたり、むちゃな安価でやらせたために、必要な部材を省かざるをえなくなり、結果、耐震基準を満たしていない欠陥建築ができちゃった。設計士も、安すぎてむちゃですと断る勇気がなかったのね。似たような話、一戸建ての元請け下請け関係でもフツーにありそうで怖い。
あとね、大手の企画物の場合、 こういう話 もあるそうな。とある建材屋さんのメルマガなんですが、考えさせられました・・・
じゃあ中小工務店がいいのかと。中小で不安なのは、経営がしっかりしてるかどうか、ですよねー。契約して、着工して、中間金やらを払ったあとなのに、倒産しちゃったら・・・・・・建築は途中でストップするわ、払った金は返ってこないわで、大変な目に。大手ならそういう心配はまずない。下請けが潰れても、別の下請けにやらせるだけだし、第一、客にしてみれば契約した相手は大手ハウスメーカーだから、下請けなんて関係ないからね。
あと中小の場合、技術力・設計力にも不安がある。間取りや外観のかっこうよさは、どうしたって優秀な技術者をそろえている大手にかなわない。大手なら和風でも洋風でもなんでもござれかもしれないが、中小では、少ない技術者のスキルが色濃く反映されるでしょう。わたしが契約した業者も、建てる家は間取りも外観も似たようなものばかりでした。まー、似たようなものばかりとはいえ、小規模故、戸数が少ないからまだ目立つし、それにその会社が建てる家を気に入って契約してるから。
そういう観点では、中小は当たりはずれが大きいだろうね。
中小の良い点は、地元密着だから下手なことやったら悪い噂が広まって経営がなりたたなくなる。だからしっかりやる。テヌキを5件やったとすると、年間戸数が多い大手では全体からみればたった5件だけど、年間10件くらいしか仕事しない中小の場合は、半分もテヌキだったら、だれも相手にしなくなる。
だから、中小工務店ばかりセレクトしたんだけどもー。テヌキとか欠陥に関しては、大手だから、中小だからということは、実は当てはまらないと思います。実はね。中小工務店だから大丈夫とか、大手だから問題ありとか、そういう一緒くたにすることは、じつは言えない、と。
要は、大手だろうが中小だろうが、実際にあたってみて、営業マンなり責任者なりと逢って、実際の建築現場や完成した後のお宅を拝見させて貰って、自分の感性で判断するしかない。そう思います。あと、実際にその業者でたてたひとに聞いてみる、とかね。それも築後数年経った家で。
0コメント